IT業界は比較的高収入で常に最先端のシステムやサービスに触れることができるという魅力を持つが、長時間労働や人手不足で頭を悩ませて転職を考える人も少なくないだろう。実際に転職を試みる際に失敗してしまわないように抑えておくべきポイントがいくつか存在する。しっかりと自己分析を行い転職先が決まらないという事態を避けて欲しい。【転職が決まらない人へ>>>あなたの転職はなぜ決まらないのか】
まず自分の市場価値を理解する。必ずしも社内評価が社外の評価と一致するとは限らない。もちろん評価基準はその会社によって異なるものなので、転職先の会社が重要視しているものを見極める能力と企業研究が必要になってくる。役職もついて部下を多くまとめていたからといって、自分はどこでも活躍できるだろうと考えているとレベル感の違いを痛感することになる。
面接で求められるのはまず「具体的な実績」である。やる気や情熱ではなく、より困難な仕事をひとりで解決したなど、客観的な価値を見られる。パターン化された志望動機などを使用するのは好ましくない。また、キャリアプランを説明できるように考えておく。自分が今後どういう方向でキャリアを積んでいきたいのかと30歳前後の方は分岐点を迎えるうえで自分の考えをしっかり伝えることに手を抜かないようにするべきだ。なぜならこれは仕事や給与の問題ではなく人生のことも大きく関係しているからである。
転職に関する落選理由のアンケートではトップにスキル不足が上がってきている。これにより企業が応募者を選ぶ際に重要視している条件がわかる。すぐにパフォーマンスを発揮して即戦力になるかどうかという点が審査されている。